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「軽は維持費が安いって聞くけど、実際どれくらい?」
知人に聞かれました。確かに、軽は安いと言われます。でも、実際いくらかかっているかは気にしていませんでした。FPの資格を持ちながら、正直、自分が1年でいくら払っているのかを合計したことはありません。
そこで、わが家の軽(N-ONE)の1年分を全部足してみました。結果は年約11万円。相場と並べると、保険と車検が、はっきり安い。
カギはこの2つ。暮らしの満足度は下げず、コストだけを削る。その方法を、内訳とあわせて紹介します。
N-ONEの維持費は、実額で年約11万円

まずは結論から。わが家のN-ONE(軽自動車)の年間維持費です。
| 項目 | 年間の額 |
|---|---|
| 車検(2年ごと・年割り) | 約26,200円 |
| 12ヶ月点検(2年ごと・年割り) | 約5,000円 |
| 任意保険 | 13,910円 |
| 軽自動車税 | 10,800円 |
| ガソリン | 約54,000円 |
| 合計 | 約109,950円(約11万円) |
※車検・12ヶ月点検とも2年に1回。車検は52,390円、12ヶ月点検は10,080円を、それぞれ年割りして計上しています。
前提を先に並べます。
- ホンダ N-ONE(2019年式)・走行2万5千km・年に約5千km
- 駐車場は自宅なので0円
- 任意保険は車両保険なし
この11万円は、すべて実際に払った額です。車検と点検の請求書、保険の証券、税の納付書を、1枚ずつ足しました。机上の試算ではありません。
相場と並べると、保険と車検が、はっきり安い

この11万円、安いのでしょうか。
軽の維持費の試算記事は、サイトによって前提条件がバラバラです。たとえば年21.8万円とする試算もありますが、ガソリン代などが大きく違うため、総額の比較は参考になりません。比べるなら、項目ごとです。
世間の相場の目安と、わが家の実額を並べました。
| 項目 | 軽の相場の目安 | わが家のN-ONE |
|---|---|---|
| 車検(2年ごと総額) | 4万〜8万円 ※1(整備込みで6万〜9万 ※2) | 52,390円 |
| 法定12ヶ月点検 | 1万〜2万円 ※3 | 10,080円 |
| 任意保険(年間) | 約6.5万円 ※4 | 13,910円 |
| 軽自動車税 | 10,800円 ※5(同じ) | 10,800円 |
※1 軽自動車の車検費用は全体で4万〜8万円が相場 ※2 整備費用を加えると約6万〜9万円 ※3 12ヶ月点検の費用相場は1万〜2万円 ※4 軽の任意保険(車両保険あり)の年代別相場は30代68,143円・40代62,205円(インズウェブ利用者調査・2025年4月〜2026年3月) ※5 総務省・自家用乗用軽四輪の新税率10,800円。いずれも2026年6月時点
軽自動車税は誰が乗っても同じ額。ガソリンは走った分だけ。見直しが有効なのは、保険と整備(車検・点検)の2つです。
任意保険は「車両保険を外す」と年13,910円
N-ONEの任意保険は年13,910円。対人・対物は無制限で、車両保険なしの構成です。
車両保険を外したのには、理由があります。
保険は「起きたら人生が破綻すること」だけにかける。 この基準で、自動車保険は整理できます。
対人・対物の賠償は、数千万円〜億になり得ます。どんな家計でも破綻する。だから無制限でかける。一方、自分の車の修理や買い替えは、高くても車1台分。痛いけれど、人生が壊れるわけではありません。買い替えるとき、同じ車に戻す必要もない。グレードを落とすことも、手放すこともできます。
だから車両保険はいらないと判断しました。全損しても、人生が壊れるわけではないからです。その分の保険料を貯蓄に回したほうが、長い目では家計のためになります。
相場では、軽の任意保険を車両保険ありで年約6.5万円とする試算もあります。わが家との差の大部分は、車両保険の有無。その差額を運用に回したら、どれくらいになるか。スライダーを動かして試してみてください。
※相場の試算は2026年6月時点。補償条件で大きく変わります
保険料は、同じ補償内容でも会社によって変わります。自分の保険が適正かどうかは、比べてみないとわかりません。見積もりは無料です。
▶ 無料の自動車保険一括見積もりサービス補償をどこまで絞るか。団体割引は本当に安いのか。考え方はこちらにまとめています。
▶ 団体自動車保険のデメリット3つ|本当に安いか比較してみた
車検は「事前に中身を見る」と52,390円で済んだ
一番大きな出費が車検です。直近の車検は、総額52,390円でした。
- 法定費用:24,640円(自賠責17,540円+重量税5,000円+印紙代2,100円)
- 整備費用:27,750円(点検・オイル交換・ブレーキフルード交換・ワイパー・エアコンフィルターなど)
法定費用は、どこで受けても同じです。店によって差がつくのは、整備の2.7万円のほう。事前に見積もりをもらい、整備の中身をひとつずつ確認したうえでお願いしました。
同じ車検が、5万円と20万円に分かれた理由
身近な3台で、差がどれだけ出るか見えました。
- わが家のN-ONE:52,390円(事前に見積もりで整備を確認)
- 普通車のセレナ:92,112円(同じく事前に見積もりで整備を確認)
- 親族の車:20万円超(ディーラーにお任せ・事前見積もりなし。聞けば、機能に関係ない内装交換まで入っていたそう)
車格が違うので、金額は単純に比べられません。それでも、共通点ははっきりしています。
差を生むのは店の業態ではなく、「事前に中身を見たか」。
整備には「車検に通すために必須のもの」と「やるかどうかを選べるもの」が混ざっています。見積もりを見なければ、その線引きは店任せ。見れば、自分で選べます。すべて任せたい人にはディーラーの手厚さも価値がありますが、事前の見積もりだけは、どこで受けても必ず見たほうがいい。
結論はシンプルです。車検で損しないコツは、事前に見積もりを取れる店を選ぶこと。楽天Car車検なら、近所の登録店を口コミと見積もりで比べられます。わが家のN-ONEも、楽天Car車検で受けました。入庫前に点検があり、当日の追加費用はゼロでした。
【楽天Car車検】ならぴったりの車検が見つかる!楽天Car車検のレビューは別記事にまとめています。GS車検が不安だった人にこそ読んでほしい内容です。
▶ ガソリンスタンドの車検は不安だった。追加費用ゼロで5.2万円だった話
ガソリンと税金は削れない。だから把握だけする
ガソリンは、月に1回ほど給油しています。1回あたり約4,500円。年にすると約5.4万円です。あまり乗らないので、給油も少なめです。
ここを削ろうとすると、快適さが下がります。生活の質を落としてまで切り詰める節約は、長続きしません。
軽自動車税は10,800円。誰が乗っても同じ額です。
この2つで年間約6.5万円。維持費11万円の6割前後がここです。
まとめ:維持費は「足してみる」だけで見え方が変わる
N-ONEは、わが家のセカンドカー。年に約5千kmしか走りません。週末や近所の買い物が中心の、いわゆる「あまり乗らない車」です。
こういう車ほど、お金の見直しを忘れがち。
最後に要点です。
- FPのN-ONE(軽)の維持費は、年約11万円(車検 約26,200円+12ヶ月点検 約5,000円+保険13,910円+税10,800円+ガソリン54,000円。駐車場0円・車両保険なしの前提)
- 車検は必ず「事前見積もり」を取る。差を生むのは店ではなく、中身を見たかどうか
- 削減対象は車検・保険の2つ。法定費用・税金・ガソリンは、節約できる余地が小さい
領収書の確認は、半日もかかりません。まずは1年分、足してみてください。それだけで、愛車の維持費がわかります。
車検・保険・バッテリー・普通車は、それぞれ実体験を別記事に書いています。あわせてどうぞ。
▶ セレナの維持費は年間いくら?実額を全部足したら26万円だった
▶ ガソリンスタンドの車検は不安だった。追加費用ゼロで5.2万円だった話
