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子どものスマホ、お下がりでしのいでいる家は多いと思います。うちもそうでした。新品は高い。かといって中古は、なんとなく怖い。
結論から書きます。長男は中3の1月、メルカリで中古のiPhone 14 Proを買いました。8万円、お金は本人持ちです。それから半年、トラブルはありません。
無事に済んだのは、運ではなく、見る場所を決めていたからだと思っています。お下がりの失敗で覚えた「電池の数字のワナ」と、実際の選び方を順番に書きます。
中古の14 Pro、半年使って不満なし
買ったのは256GBのスペースブラック。送料込みの8万円で、届いたその日から使えました。
出品の条件はこうです。バッテリー最大容量89%。SIMフリーで、利用制限は「〇」。充電・カメラ・Face ID・通話・Wi-Fiは動作確認済み。未使用の純正20W充電器とケーブル、ケースまで付いていました。だから追加費用はゼロです。
2026年時点の相場は、安いもので4万円台後半から。美品の256GBなら7万〜10万円前後です。8万円は、状態と付属品を考えればまん中あたりでした。
ただ、「89%」という電池の数字だけは信じていません。前の端末で痛い目にあったからです。まずはその話から。
お下がりのSE2は容量64GBと電池が限界に
スマホを持たせたきっかけは、中学で友達がバラバラになることでした。連絡先くらい交換できるように、と私のお下がりのiPhone SE2を渡しました。
このSE2が64GB。私が使っていた中で、一番容量の小さい端末でした。中1から中3にかけて動画とゲームが増え、空き容量はすぐ尽きました。アプリの更新が止まるのも日常です。
無理もない話で、いまのiPhoneはiOS本体だけで20GB前後を使います。人気ゲームは1本で30GB超えもあります。64GBは、中学生の使い方だと数年で埋まる容量でした。

そこにバッテリーです。一度電池を交換したのに、1年ほどでまたヘタってきました。最後は使っている途中で残量が突然0%になり、電源が落ちる状態でした。
バッテリー100%表示でも安心できない
手放したSE2は、Apple公式ではない街の修理店で電池を交換していました。設定の「バッテリーの状態と充電」を開くと、警告が出ています。「このiPhoneのバッテリーがApple純正部品なのか確認できません」。
それなのに、最大容量は100%。実際の画面がこれです。

この画面を撮ったのは、SE2を手放す直前です。電池はとっくに劣化しきった状態。それでも、表示は100%のままです。
種明かしをすると、最大容量の数字は、電池が自分で申告してくる値です。純正でない電池では、この数字が正しい保証がありません。警告の続きに「このバッテリーの詳細情報は正確でない可能性があります」とあるのは、そういう意味です。100%は、電池の中身を保証しない数字でした。
なかには、ICチップを細工して警告ごと消し、100%に見せかける粗悪な電池もあるそうです。
同じA16なら、15より中古の14 Proが得
買い替えの機種は、iPhone 15か14 Proかで最後まで迷いました。頭脳にあたるチップは、どちらも同じA16。処理性能はほぼ変わりません。
違うのはそれ以外です。14 Proには望遠つきの3眼カメラ、なめらかな120Hz表示、時計が常に見える常時表示があります。15の強みはUSB-Cと軽さ、あとは単純に新しいことです。
同じ頭脳なら、1世代前のProを中古で買う方が得だろう。そう考えて14 Proにしました。弱点は充電端子がLightningのままなこと。手持ちのケーブルが使えるので、うちでは困りませんでした。
ちなみに、連絡が中心の軽い使い方なら、もっと安いSEで足ります。メルカリで「iPhone SE 第3世代 本体」の検索結果を見ると、相場の違いがわかります。
メルカリで中古iPhoneを選んだ7つの見方
機種を決めたら、次は出品選びです。私が見た順に、まず7つ並べます。

- 「iPhone14」で検索して、8万円前後に絞る
- 出品者の評価は「件数」を一番重く見る
- 説明文が丁寧で、動作確認済みの出品にする
- バッテリーは最大容量80%以上を目安にする
- 利用制限は「〇」だけを選ぶ
- SIMロック解除済みを選ぶ(どの会社のSIMでも使える)
- アクティベーションロック解除済みを選ぶ
少しだけ補足します。評価で見るのは、点数より件数です。件数の多さは、出品者がそのアカウントを大事にしている証拠。マイナス評価が一つ付くだけで売れ行きに響くので、雑な取引ができないからです。
一方で、電池の数字も警告の有無も、出品ページでは出品者の申告がすべてです。買う前に確かめる方法はありません。だからこそ、アカウントを大事にしている出品者から買うのが、一番の保険になります。
利用制限の「△」は、前の持ち主の分割払いが残っている印です。支払いが止まると、後から「×」=通信できない状態に変わることがあります。私は「〇」以外を候補から外しました。
アクティベーションロックは、前の持ち主のApple IDが残っていると、初期化しても使えないロックです。私は購入前に、初期化とiCloudからのサインアウト済みかを、メッセージで出品者に聞きました。
受取評価は、動作を確かめてから押した
メルカリは、受取評価を押すと取引が完了扱いになります。その後のサポートは受けにくくなるので、評価の前にやることを決めていました。

まず電源を入れて、動作をひととおり確認します(充電・カメラ・Face ID・通話・Wi-Fi)。電池の警告が出ていないかも、ここで初めて自分の目で確かめられます。初期設定が「こんにちは」から始まれば、アクティベーションロックも外れています。
赤ロムの再確認もできます。各キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の公式ページに、IMEI(本体で*#06#を押すと出る番号)を入れるだけです。商品説明の「〇」は出品者の自己申告なので、自分の目でも見ておくと安心です。
配送をメルカリ便(らくらく・ゆうゆう)にしたのも、このためです。匿名配送で、配送中の紛失・破損は事務局の全額補償の対象になります。主な条件は、アプリの本人確認と、配達完了の翌日から14日以内の連絡。細かい規定はメルカリ公式ガイドにあります。
説明と違っていたら、評価せずに事務局へ連絡。うちは動作を確かめて問題なしだったので、評価を押して取引を終えました。
ここまでの確認と安全網があれば、個人間の中古でも怖さはだいぶ減ります。私が探したときと同じ検索条件はこちらです。売れた商品(SOLD表示)の価格が実勢です。
8万円は中学生の息子が自分で工面した
いちばん良かったのは買い方です。8万円は私が出していません。長男が自分で工面しました。

内訳は、お年玉と、家の不用品を売ったお金と、使っていたSE2を売ったお金。SE2は電池の不具合を隠さず書いて出品し、9,000円弱で売れました。警告つきの端末でも、状態を正直に書けば値段が付きます。
長男は手元の金額を数え、その範囲で予算を決めて機種を選びました。8万円という上限が先にあったから、青天井にならずに済んだとも言えます。
古い物を売って、その資金で次を買う。使う分は自分で決める。これをやると、お金の重さが身につくようです。
家計で見ても、8万円のうち約9,000円は売却で戻っています。実質の負担は7万円ほど。売ってから買うだけで、出費は一段軽くなります。
親が全部お膳立てして新品を渡していたら、この経験はなかったはずです。中古を選んだことが、お金の勉強にもなりました。
中古は不安だったが、結果は説明通りだった
買う前は不安でした。親子とも、中古スマホは初めてです。赤ロムだったら、電池が詐称だったら、と届くまで気になっていました。
届いた実物は、説明文のとおりでした。浅い擦り傷はフィルムを貼れば気にならない程度。動作も問題なく、半年たった今も普通に使えています。
メルカリの中古は不安、という印象は正直ありました。でも実際に使ってみると、むしろ逆でした。実物の写真も、電池の状態も、付属品も、出品ページで細かく見られます。気になることは、出品者に直接聞けます。
だから今は、こう考えています。中古で買うからこそ、状態を詳しく確認できるメルカリで、レビューが多くて評価の高い出品者からの購入が安心。保証がなく、壊れたら修理代が自分持ちになる点だけ頭に入れておけば、十分選択肢になります。
ちなみに、スマホを持たせると、次はWi-Fiの使いすぎ問題がやってきます。うちの試行錯誤は子供のWi-Fi時間制限に失敗続き。ルーター買い替えで解決した話に書きました。
我が家はお下がりの限界から始まり、子どもが自分で選んで買うところまでいきました。お下がりの寿命に悩んでいる家の参考になればうれしいです。
