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消防設備の知識は、ゼロからのスタートでした。それでも、参考書1冊をやり切るだけで、甲1〜甲4すべてに独学一発合格できました。
2010年の甲4類から2015年の甲2類まで、途中に3年のブランクも挟みながら、1類ずつ積み上げた形です。
このページでは、甲1〜甲4の独学一発合格を経験した私が、
- どの類から受けるべきか
- 参考書の選び方
- 電工免除の使い方
を一気にまとめます。
参考書選びに迷っている方は、該当する類のリンクに飛んで、私がおすすめする1冊をチェックしてみてください。
消防設備士甲種の試験勉強|やるべき3つのこと
特別な勉強法はしていません。やったことは、3つだけです。
- 問題と解説が一体になった参考書を選ぶ
- 過去問を中心に解く
- 最後までやり切る
この考え方は、すべての類に共通します。
ただし、4つの類を受けて分かったのは、「この3つを実行する難易度が、類によって違う」ということ。後半で詳しく書きます。
こんな人に向けた記事です
この記事は、こんな方に向けて書いています。
- どの甲種から受けるか迷っている
- 参考書選びで失敗したくない
- できれば一発で合格したい
- 通信講座なしで独学できるか知りたい
筆者プロフィール
- FP2級
- 電験三種
- 第一種電気工事士・第二種電気工事士
- 1級電気工事施工管理技士
- 消防設備士 甲種1類・2類・3類・4類
- 危険物乙種 全類
建設・設備業界の理系サラリーマン・二児の父です。
消防設備士甲種(1〜4類)はすべて独学・一発合格でとってきました。
なぜ4つも取り続けたのか|動機は自己研鑽と報奨金
先に白状しておくと、私が甲種を4つも取り続けた動機は、立派なものではありません。自己研鑽と、会社の報奨金です。
当時の勤め先には合格報奨金の制度があり、1類合格するごとに一時金が出ました。金額はぼかしますが、確か1類あたり数万円だったと思います。
費用対効果|約1万円の投資で数万円が返ってくる
今の金額で計算してみます。かかる費用は、問題集1冊 約3,000円+受験料6,600円(甲種)+試験会場までの交通費。合わせて1類あたり約1万円です。
対して報奨金は数万円。合格すれば投資額の数倍が返ってくる計算で、私にとって受験そのものが割の良い自己投資でした。資格を「費用対効果」で見る考え方は、設備系資格の手当・費用対効果まとめで詳しく書いています。
※受験料は現行額(甲種6,600円・乙種4,400円、令和6年5月1日改定)です。受験前に消防試験研究センター公式で最新額をご確認ください。
読者のあなたも、たぶん動機は同じ
甲種には受験資格の壁があります。だからこの記事を読んでいる方の多くは、すでに現場や設備業界にいる有資格者のはずです。
動機は、業務範囲の拡大・資格手当・報奨金・会社での評価。私とほぼ同じ構図だと思います。だからこそ、「お金と時間をかけずに、確実に1回で受かる」ことに価値があります。この記事はその一点に絞って書いています。
業界ゼロから消防設備士を独学一発合格|足掛け数年・実受験4回の全記録
1〜4類を一気に取ったわけではありません。2010年から2015年まで、途中3年のブランクも挟みながら、1類ずつ積み上げた形です。
受験順序(甲1〜甲4 タイムライン)
| 順番 | 類 | 取得年 | ペース感 |
|---|---|---|---|
| ① | 甲種4類 | 2010年 | 最初に受験(電工免除をフル活用) |
| ② | 甲種3類 | 2013年 | 約3年のブランク後、再起動 |
| ③ | 甲種1類 | 2014年 | 翌年、年1ペースに乗る |
| ④ | 甲種2類 | 2015年 | 最後に受験(最難関ゾーン) |
| – | 甲種5類 | ― | 未受験(取らない判断) |
※取得年は免状交付日ベースです。

全類共通のペース|試験の約3ヶ月前に問題集1冊を注文
当時のAmazon注文履歴が残っていました。甲4類は2010年6月、甲3類は2013年6月、甲2類は2015年7月。いずれも試験の約3ヶ月前に、問題集を1冊だけ注文しています(甲1類だけは書店で購入したため、履歴には残っていません)。

勉強時間は、記憶ベースですが平日の夜に1時間くらいだったと思います。ざっくり言えば「夜1時間×約3ヶ月で1類」のペース。買い足しは一度もなく、どの類も1冊だけで本番まで走り切りました。
なぜ甲4類からスタートしたのか
最初に甲4類から受けたのには、はっきりした理由があります。
- 教材(参考書・問題集)が圧倒的に豊富
- 筆記の電気部分が免除される(電工免状保有者)
- 実技の「鑑別等」問1(機器を見て答える問題)が1問免除される
- 過去問の繰り返し性が高く、独学との相性が良い
要するに、「最初の合格体験を取りやすい類」 から手をつけたわけです。
電工持ちの方が消防甲種に手を伸ばすなら、甲4類スタートは合理的な選択肢のひとつです。免除の恩恵を最大限に活かせる類だからです。
業界知識ゼロからスタート|専門用語は「出てきたら覚える」でOK
業界知識ゼロでも、問題集1冊を繰り返すだけで十分合格できます。
「この機器はこういう設備のこと」という対応関係を、過去問を解きながら自然に覚えていく。それだけでOKです。
業界経験がなくても、参考書選びさえ間違えなければ独学一発合格は十分に狙えます。「業界経験者しか受からない」は思い込みです。私自身がその道を通ってきました。
教材豊富ゾーン(甲4・甲3)vs 教材不足ゾーン(甲1・甲2)の実感差
甲1〜甲4すべてを受けて、もっとも痛感したのが類による教材の充実度の差です。
ここに書くのは私の肌感覚です。受験当時の話なので、現在は出版状況が改善されている類もあります。

教材豊富ゾーン|甲4類・甲3類
- 弘文社・オーム社をはじめ、複数の出版社から問題集・解説書が出ていた
- 過去問の出題パターンも分析・整理されており、参考書の網羅率が高い
- 「参考書選びを大きく間違えなければ、独学で一発合格を狙える」という感覚
4類と3類は「教材選びで詰む」ということがほぼありませんでした。
教材不足ゾーン|甲1類・甲2類
- 私が受験した当時、甲1類・甲2類の問題集は数が少なかった
- しかも内容が試験範囲を完全には網羅できていない印象
- 試験本番で、参考書に載っていない問題が出ることが普通にあった
特に甲2類は、本番中に頭が真っ白になった瞬間が何度かあります。「これ、見たことがない…」というやつです。
それでも合格できたのは、後述する「リサーチして1冊を選び、そこに載っている範囲は完璧にする」というやり方を徹底したからです。
⚠️ 現在の状況(出版状況の改善)
現在は以下のような参考書が出ており、当時より選択肢は増えています。
- 弘文社『本試験によく出る!第1類消防設備士問題集』
- オーム社『ラクラクわかる!1類消防設備士 集中ゼミ』
- オーム社『ラクラクわかる!2類消防設備士 集中ゼミ(改訂2版)』
- オーム社『2類消防設備士 筆記×実技の突破研究(改訂2版)』
ただし、選書の重要性は変わりません。
出典:消防試験研究センター 公式(https://www.shoubo-shiken.or.jp/)/弘文社・オーム社 各社カタログ(最新情報は公式でご確認ください)
電工免除フル活用 戦略|なぜ「甲4から始める」のが合理的か
電気工事士免状を持っていると、試験の一部が免除されます(以下「電工免除」)。使うか使わないかで、勉強範囲も本番の戦略も変わります。
電気工事士保有者の免除範囲(甲種)
※必ず受験前に公式の最新情報を確認してください。
※電気工事士は「試験合格」だけでなく、「免状の交付」を受けていることが免除の条件です。試験合格後、お住まいの都道府県知事に免状交付申請を行う必要があります。
| 類 | 筆記の電気部分 | 実技試験 |
|---|---|---|
| 甲種1類 | 免除あり | 制度上の電工免除なし |
| 甲種2類 | 免除あり | 制度上の電工免除なし |
| 甲種3類 | 免除あり | 制度上の電工免除なし |
| 甲種4類 | 免除あり | 「鑑別等」問1(1問)が免除 |
| 甲種5類 | そもそも電気部分が試験範囲に無いため免除対象外 | 制度上の電工免除なし |
出典:消防試験研究センター|試験の一部免除(甲種)公式PDF
https://www.shoubo-shiken.or.jp/pdf_files/r0705_kou.pdf
※免除範囲は年度や支部で運用が異なる場合があります。必ず最新の公式案内を確認してください。
甲4類から始めると「免除効果」が最大化する理由
私が甲4類スタートを推す理由は、ここに集約されます。
- 甲4類は 筆記の電気部分+実技1問 の両方で免除が効く
- 受験者数が最も多く、過去問データ・解説書のストックが豊富
- 電工免除との相性が良いため、勉強範囲を絞り込みやすい
- 「最初の1個目」の合格体験を、最短コースで取りに行ける
電工二種・一種を持っている方にとって、甲4類は「免除の恩恵が一番大きい類」です。これを最初に取ることで、次の類(3類・1類・2類)に向かう自信と勉強リズムを作れます。
「免除を使わずに全科目受ける」派への、ひとつの見方
「免除を使わずに全科目受けたほうが有利」という考え方もあります。免除しない分、実技の第1問も解答できるため、点数を上乗せしやすいというのがその理由です。
ただ、私は免除を使いました。範囲を狭めて、勉強を集中させる作戦です。限られた時間で確実に合格を積み上げるには、その方が合理的だと判断しました。
電工二種をまだ持っていない方へ|先に電工二種を取るほうが合理的
電気工事士の免状がまだの方は、消防設備士甲種より先に電工二種を取得することをお勧めします。電工免除の効果が大きく、勉強の土台にもなります。
私のメソッド|「リサーチして1冊を選ぶ」勉強法
独学一発合格を支えたのは、技術や才能ではなく、「最初に1冊を選ぶ段階のリサーチ」です。
結論|「1冊を完璧にマスター」で合格できる
何冊もの参考書を流し読みするより、1冊を完璧に仕上げる方が合格率は上がります。
理由はシンプルです。
- 消防設備士甲種の試験は、合格ラインが正答率60%以上(甲種は科目ごとに40%・全体で60%)
- 過去問の繰り返し性が高い
- 取りこぼしを減らすほど、合格に近づく
- 参考書を増やすほど、復習時間が分散して「苦手な問題を解けないまま本番」になりやすい
私の場合、すべて 1冊だけ で乗り切りました。
消防設備士は、本番で参考書に載っていない初見の問題が出る試験です(後述しますが、甲2類では体感で3割くらいが初見でした)。だからこそ、たくさんの教材を薄く広くやるのではなく、1冊に載っている問題の8割を取り切れる状態まで仕上げる。教材が弱く初見が多い類ほど、この仕上げ度をさらに一段上げて補います(最難関だった甲2類は、ほぼ100%に仕上げて臨みました。詳しくは受験記で)。そこまで仕上げれば、本番で見たことのない問題が出ても、合格ライン60%は超えられます。満点はいりません。60点で合格すればいい。この割り切りが、この勉強法の芯です。
参考書選びが、合否を分ける最大の分岐点
1冊を完璧にやり込めば、どんな問題集でも合格できます。肝心なのは、その本が「完璧にやり切れる本」かどうかです。基準は2つあります。
- 解説がわかりやすいこと
- よく出る問題に絞ってあること(分量が多すぎる本は、薄く広くなって完璧にできない)
この2つがズレると致命傷になります。特に1・2類は、選書ミスが合否に直結します。
私が実際にやった「リサーチ手順」(全類対応・再現可能な形)
正直に書きます。私が受験した当時は、レビューがほとんど機能していませんでした。特に甲2類・甲3類は参考書自体が少なく、あっても星2〜3がぽつぽつ付いている程度。レビューで中身を判断することは、事実上できませんでした。
つまり、先ほどの2つの基準(解説のわかりやすさ・よく出る問題への絞り込み)を、中身を見て確かめる手段がなかったのです。私はそれを、定番出版社への信頼で担保するしかありませんでした。
その中で私が実際にやったのは、次の手順です。
Step 1|定番出版社で候補を絞る
- Amazon・楽天・出版社公式で「消防設備士 甲種◯類」「第◯類消防設備士」と検索して、候補を出す
- その中から、他の資格で使って良かった定番出版社(弘文社・オーム社など)の本を選ぶ
現物は見られない、レビューも当てにならない。そういう世界での現実解は、「過去に自分が使って裏切られなかった出版社への信頼」でした。私はこの基準で選んだ1冊×4類で、4回とも一発合格しています。
Step 2|レビューで「2つの基準」を確かめる(今のあなたはこれができる)
これは私の時代にはできなかった、今の受験者だけの武器です。レビューで確かめるのは、先ほどの2つの基準です。
- 解説がわかりやすいか——「答えだけ」「〇×だけ」で終わっている本は避ける。「なぜその答えになるか」まで書かれていて、業界知識ゼロでも読み解ける粒度か
- よく出る問題に絞ってあるか——分量が多すぎる本は、最後までやり切れない
レビューで中身を確かめられる分、今のあなたは当時の私より選書で有利です。
Step 3|1冊に決めて、最後までやり切る
候補を比べ終えたら、1冊に決めて浮気しない。ここから先は選書ではなく、実行の勝負です。
書店での現物確認は、現実には難しい
- 消防設備士の本は、町の書店にはまず置いていない
- 4類でも置いてあって1〜2冊程度。1・2・3・5類は、超大型書店まで行かないと現物すら見られないことがある
- 同じ類の複数冊を並べて比べる、ということがそもそもできない
消防設備士の問題集は、書店で実物を比べるのが難しいジャンルです。
だから、実際に使って合格した人の推薦を起点にするのが現実的です。この記事の各類セクションで、私がおすすめする参考書を紹介しています。
参考書を選んだら、あとはできるまでやるだけ
参考書を選んだら、あとはこれだけです。
- 1周目:時間を測らず、1問ずつ解説を読みながら丁寧に進める
- 2周目:間違えた問題・自信のなかった問題を解く
- 3周目以降:問題集を8割以上解けるまで繰り返す
1冊を完璧にやり切ることが、最短の合格法です。
本番でのコツ|「消去法」で選択肢を絞る
「1つの正解を探す」より「3つの不正解を消す」意識で臨むと、絞り込みやすくなります。4択を2択に絞れれば正答率50%。全問この精度で臨めば、合格ライン60%は十分に狙えます。
消防設備士 甲種|詳細解説記事まとめ
まず1枚で全体像|甲1〜甲5 比較表(筆者主観入り)
| 類 | 主な対象設備 | 合格率(参考値) | 教材充実度 | 電工免除 | 推奨スタート順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 甲4類 | 自動火災報知設備 | 約34〜35% | ◎ 豊富 | ◎ | ⭐ 1番目(電工持ち推奨) |
| 甲3類 | ガス系・粉末系消火 | 約25〜32% | ○ 豊富 | ○ | 2番目 |
| 甲1類 | 水系消火・スプリンクラー | 約24〜29% | △ 限定的 | ○ | 3番目 |
| 甲2類 | 泡消火設備 | 約27% | △ 限定的 | ○ | 4番目(教材リサーチ必須) |
| 甲5類 | 避難はしご・救助袋 | 約35〜41% | ○豊富 | × | ― |
※ 合格率は年度により大きく変動します。最新データは消防試験研究センター 試験実施状況でご確認ください。
あなたはどの類を受験しますか?
私が使った本と、いま推薦する本について(正直に書きます)
先にお断りしておくと、私が実際に使った問題集は10年以上前のものです。現在は廃盤・改訂されたものが多くあります(冒頭に載せた注文履歴の通りです)。
ただ、私の合格を支えたのは特定の本ではありません。「1冊を選んで、約3ヶ月やり切る」という方法です。これは今売られている本でも、そのまま再現できます。
しかも当時と違って、今はレビューで中身を確かめられます。選書の条件は、当時の私よりあなたの方が恵まれています。
そのうえで、以下の各類の推薦は「今の私が受け直すなら選ぶ1冊」という基準で挙げています。私が使った本の現行版・改訂版が残っている類はそれを、そうでない類は現行の本から選び直しています。
消防設備士 甲種1類

- 屋内消火栓設備の点検・整備・工事
- 屋外消火栓設備の点検・整備・工事
- スプリンクラー設備の点検・整備・工事
- 水噴霧消火設備の点検・整備・工事
消火栓やスプリンクラーなどの「水系」の消火設備を扱えます。受験者数が多く、需要の高い資格です。
合格率は甲種の中ではやや低め(年度により概ね24〜29%程度)です。
甲種1類 受験記|教材不足ゾーンに突入した最初の類
1類は、出版されている教材が少ない類です。当時はレビューもほとんど付いておらず、中身で比べようがない状況でした。だから、他の資格でお世話になってきた定番出版社への信頼を頼りに1冊を選びました。「しっかり選書して正解だった」と強く感じた類です。
正直に言うと、甲1で使った本だけは書名を覚えていません(書店で買ったため、注文履歴にも残っていませんでした)。ただ、選び方はほかの類と同じです。
いま私が推薦の根拠にできるのは、自分の実体験だけです。甲4類で実際に使って一発合格できた、弘文社『本試験によく出る!』シリーズ。このシリーズには1類版があります。今の私が甲1類を受け直すなら、使ったことのあるこのシリーズの1類版を選びます。
▼ 今の私が甲1類を受け直すなら、この1冊から始めます。
消防設備士 甲種2類

- 泡消火設備の点検・整備・工事
主に駐車場や格納庫などに設置される「泡系」の消火設備を扱えます。受験者数は少なめで、合格率は年度により概ね25〜30%程度の推移(年度変動あり)です。
甲種2類 受験記|最難関ゾーン・もっとも苦戦した類
私が受けた中で、もっとも苦戦した類です。
当時の問題集は本当に数が少なく、試験範囲を網羅しきれていないものもありました。
本番では、体感で3割くらいが参考書で見たことのない問題でした。頭が真っ白になった瞬間、何度もありました。
実は「2類はいい参考書がない」という情報は、受験前から知っていました。
しかも、当時手に入った本は2010年発売。受験した2015年から見れば5年近く前の本で、正直、その古さも引っかかっていました。
それでも、教材を増やすことはしませんでした。
1冊を完璧に仕上げれば受かる——甲4・甲3・甲1と3回積み上げてきた、経験からくる自信があったからです。
その代わり、仕上げ度を上げました。
2類だけは、参考書をほぼ100%解ける状態にして試験に臨みました。ふだんの「8割仕上げ」より、一段深くです。
これなら受かる算段が立ちます。
合格ラインは全体の60%(科目ごとに40%)。
本番の3割が見たことのない問題でも、参考書に載っている残り7割をほぼ取り切れば、それだけで合格ラインを超えられるからです。
「参考書に無い問題が出たら終わり」ではありません。
教材が弱い類ほど、1冊の仕上げ度を上げて補う。「教材不足でも、やり切れば一発合格できる」——それを証明できた類でした。
ちなみに、下で紹介しているのは私が実際に使った本の改訂2版です。
▼ 甲2類は教材が少ない分、選書ミスが合否に直結します。詳細記事で解説している参考書を確認してから選んでください。
消防設備士 甲種3類

- 不活性ガス消火設備の点検・整備・工事
- ハロゲン化物消火設備の点検・整備・工事
- 粉末消火設備の点検・整備・工事
水による消火が適さない場所で使用する「ガス系・粉末系」の消火設備を扱えます。受験者数は少なめで、合格率は 年度により概ね25〜32%程度の推移(年度変動が大きい類です)。
甲種3類 受験記|3年ブランク明けの再起動
甲4類から3年ぶりの挑戦、再スタートの類です。ガス系・粉末系は対象設備の種類が少なく、論点が整理されているため、教材も比較的揃っていました。3年のブランクがあっても、手順通りに進めれば合格できる。そう実感した受験でした。
私が使ったのは、オーム社『3類消防設備士 筆記×実技の突破研究』です。ただ、この本は現在手に入りにくくなっています。今の私が受け直すなら、同じオーム社でレビューも良好な『ラクラクわかる!3類消防設備士 集中ゼミ(改訂2版)』を選びます。下で紹介しているのはこちらです。
▼ 甲3類を受けるなら、詳細記事で紹介している参考書からスタートしてください。
消防設備士 甲種4類

- 自動火災報知設備の点検・整備・工事
- ガス漏れ火災警報設備の点検・整備・工事
- 消防機関へ通報する火災報知設備の点検・整備・工事
「自動火災報知設備」の点検・整備・工事を行えるため、需要が高く、甲種で最も受験者が多い資格です。合格率は甲種の中では比較的高め(年度により概ね30%台前半〜中盤)です。
甲種4類 受験記|私の最初の合格体験
私の消防設備士の出発点がこの甲4類です。業界知識はほぼゼロ。電工免除(筆記の電気部分+実技の鑑別問1)をフルに活用し、問題集1冊をできるまで繰り返しました。「業界経験ゼロでも、教材選びさえ間違えなければ独学で受かる」。その確信をくれた最初の1類です。ここでの合格が、後の3類・1類・2類へと進む土台になりました。
下で紹介しているのは、私が実際に使った弘文社の問題集の現行版です。
▼ 甲4類を受けるなら、詳細記事で紹介している参考書からスタートしてください。電工免除を併用すれば、最短コースで最初の合格体験を取れます。
消防設備士 甲種5類

- 金属製避難はしごの点検・整備・工事
- 救助袋の点検・整備・工事
- 緩降機の点検・整備・工事
避難器具の点検・整備・工事を行える資格で、主にオフィスビルや商業施設などの現場で活躍できます。
合格率は甲種の中では比較的高めの水準(概ね35〜41%程度)で推移していますが、受験者数は甲種の中で少なめです。
私は甲5類を未受験です。ただし、受験を検討される方の参考になるよう、選書の起点となる参考書をまとめています。以下の詳細記事でご確認ください。
まとめ|必要なのは、リサーチして選んだ参考書1冊だけ
センス不要、才能不要。知識ゼロからでも、正しいやり方さえ知っていれば合格できます。
やることは3つだけです。
- 問題と解説が一体になった参考書を選ぶ
- 過去問を中心に解く
- 最後までやり切る
この3つだけで、合格は十分に狙えます。
私の独学経験で得た、最大の教訓
甲1〜甲4を足掛け数年かけて受けてきて、いま一番伝えたいのはこれだけです。
参考書選びで失敗しないこと。
教材が豊富な甲4・甲3はどれを選んでも大きく外れません。でも甲1・甲2は、選書を間違えると1年を丸ごと無駄にするリスクがある。だからこそ、この記事を作りました。
受験予定の類の詳細記事で参考書を確認してから勉強をスタートしてください。それが、最短で合格に近づく方法です。
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