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家で走りたい、でも外に出たくない日がある

雨の日や夜遅く、外を走る気になれないことがあります。そんなとき家の中で走れたら便利だと思い、私はランニングマシンの購入を決めました。
選んだのはアルインコの「NEWスタイルジョグ AFR1519」です。Amazonの直販ページで、価格は99,378円でした。
商品説明には「省スペース・薄型・簡単移動」と書かれていました。折りたたみ式で組み立て不要。この言葉に安心して、即決しました。
ところが実際に届いた箱を見て、私は言葉を失いました。想像していたよりはるかに重く、大きかったのです。
この記事では、購入から2階への搬入、設置後の使用感まで正直に書きます。これから購入を検討している人に、私の失敗を先に共有します。
先に結論:買ってよかった。ただし搬入は覚悟が必要
結論から言います。
このランニングマシンを買ったこと自体は、後悔していません。使用感はかなり良く、日々の運動にしっかり使えて満足しています。
ただし一つだけ、購入前に必ず確認してほしいことがあります。本体の重量と、設置場所までの搬入経路です。
「省スペース・簡単移動」という商品コピーは、開梱後の話です。箱から出す前の段階、つまり玄関から設置場所まで運ぶ工程は、簡単でもなんでもありませんでした。
私はこの部分を軽く考えていたせいで、搬入時に大苦戦しました。同じ失敗をしてほしくないので、詳しく書いていきます。
「省スペース・簡単移動」というコピーと現実のギャップ
商品ページには、コンパクトさをアピールする言葉が並んでいました。薄型設計、折りたたみ可能、組み立て不要。
私はこれを読んで「軽くて持ち運びやすい商品」だと勝手にイメージしていました。実際に届いたのは、想像とはまったく違う代物でした。
ランニングマシンは構造上、モーターや鉄製のフレームが入っています。薄型・折りたたみというのは「設置後の専有面積」の話であって、重さの話ではありません。
このあたりの理解が、私には決定的に足りていませんでした。
私が買ったAFR1519は本体約42kg
AFR1519の本体重量は、カタログ値で約42kgです。成人男性の体重が、まるごと1人分あると考えると分かりやすいと思います。
本体サイズは幅76cm×奥行146cm×高さ101cm。折りたたむと厚さ13.8cmまで薄くなりますが、幅と奥行はほとんど変わりません。
つまり「折りたたみ式」でも、軽くなるわけでも小さく分解できるわけでもないのです。
ランニングマシンは機種によって重量にかなり幅があり、40kgを超えるものも珍しくありません。購入を検討している人は、必ず商品ページやメーカー公式サイトで、検討中の機種のカタログ重量を確認してください。
「省スペース」という言葉だけで判断すると、私と同じ失敗をします。
実は2台目。30kg級からの買い替えで油断していた

もう一つ、私が搬入を甘く見ていた理由があります。実はこのランニングマシンは2台目です。
以前はBTM製の、ひと回り小さいマシンを使っていました。重さは30kg前後のクラスです。
そのBTMも大人2人がかりで2階に運んだ経験があり、大変ではあったものの、運べないほどではありませんでした。だから今回も「前も運べたし大丈夫だろう」と考えていました。
これが大きな間違いでした。
約30kgと約42kg。数字にすれば10kgほどの差です。しかし階段でこの差は、想像以上に効いてきます。
前のマシンは1年でモーターから異音が出た
ちなみにBTMのマシンを手放した理由は故障です。使用感は良かったのですが、1年ほどでモーターから異音が出るようになりました。
丈夫さは値段相応、というのが正直な感想です。そこで買い替えたのが、今回のアルインコAFR1519でした。
階段での2階搬入で大苦戦した話
我が家の設置場所は2階でした。以前、電子ピアノを置いていた場所です。その電子ピアノを処分して空いた1畳ほどのスペースに、ランニングマシンを置く計画でした。
配送で届いた箱は、想像以上に大きく重いものでした。BTMのときより、箱もひと回り大きいサイズです。
この時点で、嫌な予感はありました。その予感は、階段で現実になりました。
階段では下側の人に重みが全部かかる

階段で2階へ上げる作業は、想像の何倍も大変でした。
今回も同じく大人2人がかりで運びましたが、階段では本体が傾く分、下側を持つ人にほぼ全部の重みがかかります。平地で「なんとか持てる」と感じても、階段ではまったく別物になります。
正直、「大きな家具の搬入」に近い作業です。運びながら頭に浮かんだのは、「こんなに重いと知っていたら買わなかった」という言葉でした。
商品ページの「簡単移動」という言葉を、この瞬間ほど恨めしく思ったことはありません。
開梱前の搬入で消耗する
ランニングマシンは、箱から出す前の状態が一番大きく重くなります。先に箱から出してパーツごとに運べば楽になる場合もありますが、機種によっては分解が難しいものもあります。
箱のまま運ぶのか、パーツごとに分けて運べるのかで、負担は大きく変わります。
同じように2階へ運べず苦労したという声は、他の利用者のレビューでも見かけます。搬入の大変さは、私だけの特殊な事情ではなさそうです。
2階に設置した後の現実
搬入を終えて、無事に設置できました。ただ、設置後にも想定外のことが二つありました。
床への振動と、モーターの音です。
フロアマットを敷いても振動は伝わる。ドアが震える
床の保護と振動対策を兼ねて、アルインコのフロアマット「EXP150」も購入しました。価格は4,420円でした。
このマットを敷いた状態で使っていますが、それでも下の階には結構響きます。歩くスピードのウォーキングであれば気になりませんが、ランニングのペースで走ると振動がはっきり伝わります。
走っている最中は、部屋のドアが震えているのが分かるほどです。
モーター音は「低い唸り」
振動とは別に、モーター音も想像より大きいものでした。高い音ではなく、低く唸るような音です。
走る足音だけを想像していると、このモーター音は盲点になります。
フロアマットで軽減できるのは、床への振動だけです。マットを敷いても、モーター音は消えません。
2階に設置するなら、使う時間帯や速度を、家族と相談しておくことをおすすめします。
それでも満足している理由

ここまで搬入と設置の苦労ばかり書いてきました。それでも私はこのランニングマシンを気に入っています。
雨の日でも夜でも、思い立ったときにすぐ走れる環境は、想像以上に快適でした。速度設定も細かく調整でき、ウォーキングから軽いジョグまで自分のペースで使えています。
搬入時の苦労はすでに終わったことです。一方で、日々の運動習慣という価値は、使うたびに積み重なっています。
トータルで見れば、買ってよかったと今でも思っています。
買う前に確認したいチェックリスト
私の失敗をふまえて、購入前に確認すべきポイントをまとめます。
1. 本体のカタログ重量を必ず見る
商品ページの重量表記を確認してください。「軽量」「省スペース」という言葉だけで判断しないことが大切です。
40kg級であれば、大人二人がかりでも階段はかなりきついと考えてください。
2. 搬入経路を実際に歩いてみる
玄関から設置場所まで、階段の幅・曲がり角・手すりの位置を確認してください。図面上の寸法だけでなく、実際にその経路を歩いて確認するのが確実です。
3. 設置サービスの有無を確認する
購入時に、設置(開梱搬入)サービスがあるかどうかを必ず確認してください。私はこのサービスを使わずに自力搬入をして、後悔しました。
サービスの有無や料金は販売店によって異なるので、購入前に問い合わせておくと安心です。多少の追加費用がかかったとしても、階段での搬入リスクや家族の負担を考えれば、頼める選択肢は使うべきだったと今でも思います。
4. 処分のことまで考えて選ぶ
重いものは、入口(搬入)だけでなく出口(処分・引っ越し)でも苦労します。将来手放すときにどう運び出すかも、購入時に一度考えておくべきです。
搬入で苦労した重さは、そのまま処分の苦労にもつながります。引っ越しのタイミングで運び出せずに困るケースは、十分に考えられます。
購入時には気づきにくい視点ですが、長く使うものだからこそ一度立ち止まって考えておきたいポイントです。
いま選ぶなら:条件で現行機を探す
私が購入したAFR1519は、現在Amazonの商品ページが「在庫切れ・再入荷予定なし」となっています。後継として案内されていたAFR1619も、メーカー公式ページで製造終了となっています。
型番そのものにこだわるより、条件で選ぶ方が現実的です。私が重視するなら、次の条件を満たす機種を探します。
- 使わないときは折りたたんで収納できること
- 自分の用途に合った速度域に対応していること(軽いランニングなら10km/h前後、しっかり走るなら16km/h程度)
- 走行時の負荷を和らげるクッション性能があること
アルインコの現行機だと、AFR1125とAFR1325が候補になります。
私の後悔をふまえるなら、候補を選んだあとに必ず「開梱設置サービスの有無」を確認してください。同じ機種でも、販売店やオプションによって「玄関渡し」か「設置場所まで搬入」かが変わります。数千円の差で、私が味わった階段の苦労がまるごと消えます。
1つ目のAFR1125は、軽いランニング向けです。最高速度10km/h、本体重量は約29kgと、AFR1519よりだいぶ軽めです。
2つ目のAFR1325は、しっかり走りたい人向けです。最高速度16km/h、電動で傾斜もつけられます。ただし本体重量は約60kgと、AFR1519よりさらに重くなります。もしこちらを選ぶなら、私以上に搬入対策をしっかり考えてください。
価格帯が上がるほど、走行ベルトの幅やクッション性能が高くなる傾向があります。予算と設置スペース、そして自分がどのくらいの頻度で使うかを考えて選ぶのがいいと思います。
ランニングマシンは製品の入れ替わりが早いジャンルです。購入する時点で最新のカタログ情報を確認し、重量とスペックを見比べて選ぶことをおすすめします。
まとめ
家で走れる環境は、雨の日も夜も関係なく使えて便利です。ただし購入前に、本体の重さと搬入経路だけは必ず確認してください。
私はこの2点を軽く見ていたせいで、2階への搬入で大苦戦しました。設置後も、下の階へ伝わる振動と、低く唸るモーター音という現実がありました。
それでも使用感には満足していて、買ったこと自体は後悔していません。
これから購入する人は、重量確認・搬入経路の下見・設置サービスの確認・処分まで見据えた選択、この4つを忘れないでください。搬入さえ乗り越えれば、家で走れる毎日が手に入ります。
