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台風が近づくたびに、庭の室外機カバーが気になっていませんか。「置いてあるだけだけど、まあ飛ばないだろう」と。
私も昔はそう思っていました。結論から言うと、室外機カバーは台風で飛びます。我が家では2018年の台風でカバーが道路まで飛び、自分の車に傷が残りました。
この記事では、そのときの実害と、その後に私がやったDIYのアンカー固定を書きます。
台風で飛んだのは約5kgの置き型カバー
飛んだのは、アルミルーバー製の室外機カバーです。用途は日よけと目隠しで、ネット通販で買いました。
プラスドライバーで組み立てて、室外機にかぶせるように置くだけのタイプです。同型品のスペックを見ると、重さは5kg前後。お米の袋1つ分くらいの軽さです。
固定用の金具は付いていません。「置くだけ」が売りの、どこにでもある普通のカバーでした。
結論:置き型カバーは台風で飛ぶ
先に結論です。固定していない軽量の置き型カバーは、台風で飛びます。
対策は二択です。台風の前に外すか、アンカーで地面に固定するか。私がアンカー固定にたどり着いたのは、飛ばしてしまった後でした。
アンカーで地面に固定してからは、台風のたびにカバーを心配することがなくなりました。固定から8年、カバーはどんな台風も乗り越えてきました。
台風の翌朝、カバーは道路まで飛ばされていた
2018年、台風一過の朝のことです(8年前なので記憶ベースで書きます)。庭からカバーが消えていて、探すと道路の向かい側まで飛ばされていました。見つけた瞬間、冷や汗が出ました。
人に当たっていたら。よその車を傷つけていたら。近所を見て回って被害がないと分かった後も、不安はしばらく消えませんでした。
我が家の被害は2つ。室外機ごと倒れていたこと。そして車のサイドドアに、前日までなかった擦り傷が残ったことです(位置関係からみて、カバーだと思います)。修理に出すほどではない、でも見るたびに地味にへこむ。そういう傷です。
室外機が倒れると故障につながる
ご近所への被害はまぬがれましたが、我が家には実害が残っていました。室外機の転倒です。
室外機が倒れたり動いたりすると、冷媒ガスの配管が傷んでガス漏れの原因になることがあります。くらしのマーケットマガジンによると、ガス漏れ修理の相場は16,000〜19,000円(出典:エアコンのガス漏れ|くらしのマーケットマガジン)。配管の状態によっては、さらに費用がかさむこともあります。
うちのエアコンは、その後も8年使えました。ただ、途中から動作がおかしいことがあり、先日の買い替えのときに業者さんから「冷媒ガスの流れが詰まっているようだ」と指摘されました。転倒のせいだと断定はできません。それでも、見た目のためのカバーがエアコンの寿命を縮めたのかもしれない。置き型カバーを甘く見ていたと反省しています。
置き型カバーが台風で飛ぶ3つの理由
なぜ5kgもあるカバーが飛んだのか。あとから考えると、理由は3つあります。
1つ目は、ルーバー構造です。日よけ・目隠し用のカバーは、斜めの板を何枚も並べた作りになっています。日差しを遮る板は、風もしっかり受けます。
2つ目は、固定されていないこと。置いてあるだけなので、風で浮けばそのまま持っていかれます。
3つ目は、軽さです。5kg前後というのは、大人が片手で持ち上げられる重さです。組み立てや移動がラクな長所が、台風のときはそのまま短所になります。
うちの室外機が倒れた理由は、単純だと思います。カバーが、風を受け止める板になったからです。台風の風がまともに当たれば、カバーごしに室外機を押し倒すほどの力になります。カバー単体なら飛んで終わり。でも室外機に引っかかったままだと、本体ごと持っていかれます。
DIYアンカー固定の手順と費用
この失敗のあと、私はカバーをコンクリートの土間にアンカーで固定しました。ホームセンターで部材を買い、工具はレンタル。特別な技術はいらず、DIYで完結します。
使った部材リスト
私がホームセンター(カインズ)で買ったのは、次の部材です。
- L字金具×4個(カバーの脚と地面をつなぐ)
- エビプラグ×4個(コンクリートに埋め込むアンカープラグ)
- プラグに留めるネジ×4本
- カバーの脚と金具を留めるボルト・ナット×4組
- コンクリート用ドリルビット1本
レシートが残っておらず、金額は正直覚えていません。ただ、どれもホームセンターの金物コーナーにある一般的な部品です。ビットの径や型番も記憶にないので、ここに書くのはやめておきます。私が次に買うなら、プラグとビットを同じ売り場で見比べて、径を合わせてから選びます。
振動ドリルは借りて済ませた
コンクリートに穴を開けるには、振動ドリルが必要です。私はカインズの工具レンタルで、コード式の振動ドリル(HiKOKI製)を借りました。

現在の利用料は1日1,200円です(2026年7月時点・当時の料金は覚えていません)。ドリルビットはレンタルではなく店舗で購入する方式でした。一度きりの作業のために買う工具ではないと思い、私はレンタルで済ませました。
なお、カバー側(アルミ)の穴あけは、手持ちの電動ドリルとビットでできました。
固定の手順は5ステップ
作業の流れはこうです。私は保護メガネをつけて作業しました。コンクリートの粉が、思った以上に飛ぶからです。
- カバーを設置位置に置き、脚に沿わせたL字金具の穴位置に印をつける
- 振動ドリル+コンクリート用ビットで、印の位置に穴を開ける
- 穴にエビプラグを打ち込む
- L字金具をネジでプラグに固定する
- カバーの脚に穴を開け、金具とボルト・ナットで締結する
要するに「カバーの脚を、金具を介して地面にネジ留めする」だけです。固定したカバーは、今も同じ場所に立っています。

業者に頼む選択肢もある
コンクリートへの穴あけは、やり直しがききません。もし私がDIYに自信がなかったら、業者に頼んでいたと思います。
「室外機カバーの固定」という専用メニューはありませんが、くらしのマーケットの便利屋カテゴリで、この手の取り付け・固定作業を相談できます。くらしのマーケットマガジンによると、相場は1時間3,000〜5,000円程度です。
くらしのマーケットは、私もエアコンの取り付けで実際に使ったサービスです。頼み方や当日の流れはその記事に書いたので、業者派の方はこちらをどうぞ。
なお、固定していないカバーなら、台風の前はしまってしまうのが安全です。私は「まあ飛ばないだろう」と置いたままにして、この失敗をしました。
まとめ:私は飛ぶ前提で備える
最後に、この記事の要点です。
- 室外機の置き型カバーは、固定しなければ台風で飛ぶ
- うちの実害は、車の傷と室外機の転倒にまで及んだ
- 対策は「台風前に外す」か「アンカー固定」の二択
- 私は部材購入と工具レンタル(1日1,200円)のDIYで固定した
カバーが飛ぶまで、私は室外機カバーを「庭の飾り」くらいにしか考えていませんでした。家のトラブルは、こういうノーマークのところから来ます。
持ち家の「気づいたら大きな出費」でいえば、シロアリ予防の相見積もりをした話と外壁塗装の見積もりの話も書いています。台風対策とあわせて、家のメンテナンス費が気になっている方はどうぞ。
