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生命保険料を下げたい。
でも、生命保険金はいくら必要かわからない。
難しい悩みですよね。
保障を手厚くすれば安心ですが、保険料は高くなります。
生命保険金を決める前に、まず知っておくべきことがあります。
遺族年金はいくらもらえるか、です。
公的保険で足らない部分を、生命保険金で補えばいいのです。
生命保険金はいくら必要かについて、2章に分けて解説していきます。
遺族年金はいくらもらえる?
遺族年金の早見表
早速、早見表で確認しましょう。
遺族年金の受給額(月額ベース)
平均標準報酬月額 | 配偶者(妻) | 配偶者と子1人 | 配偶者と子2人 | 配偶者と子3人 | |
会社員 (遺族基礎年金+遺族厚生年金) | 20万円 | 7.0万円 | 10.6万円 | 12.5万円 | 13.1万円 |
25万円 | 7.5万円 | 11.1万円 | 13.0万円 | 13.6万円 | |
30万円 | 8.1万円 | 11.6万円 | 13.5万円 | 14.2万円 | |
35万円 | 8.6万円 | 12.1万円 | 14.0万円 | 14.7万円 | |
40万円 | 9.1万円 | 12.6万円 | 14.5万円 | 15.2万円 | |
45万円 | 9.6万円 | 13.2万円 | 15.1万円 | 15.7万円 | |
50万円 | 10.1万円 | 13.7万円 | 15.6万円 | 16.2万円 | |
55万円 | 10.6万円 | 14.2万円 | 16.1万円 | 16.7万円 | |
60万円 | 11.1万円 | 14.7万円 | 16.6万円 | 17.2万円 | |
自営業者(遺族基礎年金のみ) | 無し | 8.5万円 | 10.4万円 | 11.1万円 |
・加入月数は300カ月とみなして計算。
・配偶者(妻)の場合は中高齢寡婦加算を含む。
・計算式: 平均標準報酬月額×5.481÷1000×厚生年金の加入月数×3/4
・目安の金額です。実際の年金額とは異なる可能性があります。
受給額はなんとなくわかったよ!
仕組みがわからないけど、本当にもらえるのかな・・・
次に遺族年金について詳しく解説していきます。
自分がどの遺族年金で、どの条件に当てはまるか、再確認してみてください。
遺族年金のしくみ
遺族年金は公的年金から給付されます。
公的年金は、国民年金と厚生年金の2階建てになっています。
出典:厚生労働省HPより「いっしょに検証!公的年金〜年金の仕組みと将来〜」から抜粋
年金加入者や年金受給者が死亡した場合、遺族給付があります。
国民年金からは遺族基礎年金、厚生年金からは遺族厚生年金が給付されます。
遺族基礎年金
(出典:日本年金機構HPを抜粋して編集)
まず、遺族基礎年金が給付されます。
遺族基礎年金でもらえる金額は次のとおりです。
【給付額】
基礎年金 | 第1子の加算額 | 第2子の加算額 | 第3子以降の加算額 | |
配偶者が受け取るとき (67歳以下の場合) | 795,000円 | +228,700円 | +228,700円 | +各76,200円 |
基礎年金 | 第2子の加算額 | 第3子以降の加算額 | |
子が受け取るとき | 795,000円 | +228,700円 | +各76,200円 |
【受け取れる人】
死亡した方に生計を維持されていた以下の遺族が受け取ることができます。
子または子のある配偶者
【子の要件】
18歳到達年度の末日までの子(18歳になって最初の3月31日)
または、20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の状態にある子
【需給要件】
保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が国民年金加入期間の3分の2以上あることが必要です。
月額いくらもらえるんだろう?
妻+子2人では、104,366円(月額)
妻+子3人では、110,716円(月額)
となります。
遺族基礎年金は子の養育費の保障が目的です。
遺族厚生年金
(出典:日本年金機構HPを抜粋して編集)
次に、遺族厚生年金がもらえます。
会社員や公務員など、厚生年金保険の加入者のみが対象です。
遺族基礎年金にプラスして受給できます。
【給付額】
本人がもらえるはずだった老齢厚生年金の額※×4分の3
※厚生年金の被保険者期間が300月(25年)未満の場合は、300月とみなして計算します。
(25年未満だとあまりにも少なくなってしまうので、最低保障の仕組みです。)
【受け取れる人】
死亡した方に生計を維持されていた遺族が受け取ることができます。
【受給要件】
死亡した人が厚生年金保険の被保険者であること。
保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が国民年金加入期間の3分の2以上あることが必要です。
30歳未満で子のいない妻は5年間のみの支給となったり、
子のない夫は、55歳以上かつ受給開始は60歳からとなったりと、
他にもこまかな条件があります。
結局、いくらもらえるの?
受給額の目安を早見表にしました。
平均標準報酬月額 | 遺族厚生年金額 (年額) | 遺族厚生年金額 (月額) |
20万円 | 246,645円 | 20,554円 |
25万円 | 308,306円 | 25,692円 |
30万円 | 369,968円 | 30,831円 |
35万円 | 431,629円 | 35,969円 |
40万円 | 493,290円 | 41,108円 |
45万円 | 554,951円 | 46,246円 |
50万円 | 616,613円 | 51,384円 |
55万円 | 678,274円 | 56,523円 |
60万円 | 739,935円 | 61,661円 |
・加入月数は300カ月とみなして計算。
・中高齢寡婦加算は含めない。
・計算式: 平均標準報酬月額×5.481÷1000×厚生年金の加入月数×3/4
・目安の金額です。実際の年金額とは異なる可能性があります。
遺族厚生年金の金額は、「本人がもらえるはずだった老齢厚生年金の額×4分の3」です。
遺族厚生年金のベースとなる、老齢厚生年金の計算は非常に複雑です。
老齢厚生年金の支給額は、ねんきん定期便で確認できます。
一度、ご自身の年金額をご確認してみてください。
中高齢寡婦加算(遺族厚生年金のみ)
「寡婦」なので、もらえるのは妻限定です。
遺族基礎年金がもらえない妻に遺族厚生年金に上乗せで支給されます。
遺族厚生年金のみの仕組みです。
【給付額】
中高齢寡婦加算 596,300円(年額)
【受け取れる人】
・夫の死亡当時に40歳以上65歳未満の子のいない妻
・遺族年金と遺族基礎年金を受給していたが、子が18歳年度末に達し、遺族基礎年金をもらえなくなった40歳以上65歳未満の妻
遺族年金の解説は以上です。
もう一度、受給額を確認しよう!
遺族年金の受給額(月額ベース)
平均標準報酬月額 | 配偶者(妻) | 配偶者と子1人 | 配偶者と子2人 | 配偶者と子3人 | |
会社員 (遺族基礎年金+遺族厚生年金) | 20万円 | 7.0万円 | 10.6万円 | 12.5万円 | 13.1万円 |
25万円 | 7.5万円 | 11.1万円 | 13.0万円 | 13.6万円 | |
30万円 | 8.1万円 | 11.6万円 | 13.5万円 | 14.2万円 | |
35万円 | 8.6万円 | 12.1万円 | 14.0万円 | 14.7万円 | |
40万円 | 9.1万円 | 12.6万円 | 14.5万円 | 15.2万円 | |
45万円 | 9.6万円 | 13.2万円 | 15.1万円 | 15.7万円 | |
50万円 | 10.1万円 | 13.7万円 | 15.6万円 | 16.2万円 | |
55万円 | 10.6万円 | 14.2万円 | 16.1万円 | 16.7万円 | |
60万円 | 11.1万円 | 14.7万円 | 16.6万円 | 17.2万円 | |
自営業者(遺族基礎年金のみ) | 無し | 8.5万円 | 10.4万円 | 11.1万円 |
・加入月数は300カ月とみなして計算。
・配偶者(妻)の場合は中高齢寡婦加算を含む。
・計算式: 平均標準報酬月額×5.481÷1000×厚生年金の加入月数×3/4
・目安の金額です。実際の年金額とは異なる可能性があります。
生命保険金はいくら必要?
では、生命保険金はいくら必要でしょうか。
そのために、必要保障額を計算します。
必要保障額ってなに?
続きはこちらで解説していきます。
生命保険は掛け捨て?貯蓄型?
生命保険は掛け捨て一択です。
理由は、コスパが良いからです。
貯蓄型の生命保険は、返戻金などの「貯蓄」の部分があるため一見お得に感じます。
しかし、この「貯蓄」は保険会社を通しているので、余分なコストがかかることは容易に想像できます。
貯蓄型保険の中身は、“生命保険+高いコストの投資プログラム“となっているのです。
このコストは、資産形成にとても不利に働きます。
保険の仕組みについては、後田 亨さんの「この保険、解約してもいいですか?」の本がわかりやすいです。
私もこの本を読みながら、保険の見直しを進めました。
無駄な保険が多いことがよくわかります。
保険の見直しをしたい方におすすめの一冊です。