2級電気工事施工管理技士は意味ない?1級技士補より最大4年早く主任技術者に

2級電気工事施工管理技士は意味ない?最大のメリットは主任技術者に最短1年。1級技士補ルートより4年早い 施工管理技士
施工管理技士

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ピヨコ
ピヨコ

2級電気工事施工管理技士は『意味ない』って聞いたけど、取る意味ある?

結論、2級は取る意味があります。電気工事の主任技術者(現場に必ず置く技術の責任者)に、いちばん早くなれる資格だからです。

施工管理技士で主任技術者になれるまで。2級は、電気工事士に受かってから実務1年で一次・二次を同じ日に、または1級の一次に受かってから実務1年で二次を受けられ最短1年。2級の一次から入ると実務3年。1級技士補ルートは実務5年で1級の二次。2級は1級技士補ルートより4年早いことを示した図
「意味ない」と言われる3つの理由
  • 「1級から受ければ2級はいらない」 1級の一次だけ(1級技士補)では、主任技術者になれない
  • 「電気工事士の資格で足りる」 電気工事士だけだと主任技術者まで3年。2級も取れば1年
  • 「2級では大きな工事を任されない」 1級が要るのは、元請として下請に合計5,000万円以上を出す工事だけ
とうちゃん
とうちゃん

1級の一次に受かったら、1級の二次を待たずに2級の二次を受けるのがいちばん早いです

すでに働いている人は、もっと早くなれることも
  • 第一種電気工事士の免状がある 試験不要で、今すぐ主任技術者になれる
  • 電気科卒 試験不要で、実務年数だけで主任技術者になれる
  • 電気科卒以外 令和10年度まで、旧受検資格のほうが2級を早く受けられる

この記事を書いた人

きままなとうちゃん

きままなとうちゃん

✅ 1級電気工事施工管理技士(令和3年度に旧受検資格で受験)
✅ 2級電気工事施工管理技士(令和元年度に受験)
✅ 経験記述は、添削サービスを利用して一発合格
✅ 施工管理歴17年

2級の勉強の進め方は、過去問10年を使う方法で別の記事にまとめています。

2級なら最短1年で主任技術者になれる

ピヨコ
ピヨコ

1級より2級のほうが、主任技術者に早くなれるってほんと?

1級の一次に受かってから2級の二次を受ければ、最短1年で主任技術者になれます。1級の二次を受けるより、最大4年早いです。

施工管理技士で主任技術者になれるまで。2級は、電気工事士に受かってから実務1年で一次・二次を同じ日に、または1級の一次に受かってから実務1年で二次を受けられ最短1年。2級の一次から入ると実務3年。1級技士補ルートは実務5年で1級の二次。2級は1級技士補ルートより4年早いことを示した図
ピヨコ
ピヨコ

働いたことがなくても、1級の一次って受けられるの?

受けられます。1級の一次は、その年度に19歳以上になる人なら誰でも受けられます。実務経験も学歴も要りません。以前は実務経験が必要でしたが、令和6年度に変わりました。

ピヨコ
ピヨコ

電気工事士の資格を持っていたら、どうなるの?

電気工事士を持っていれば、実務1年で2級を受けられます。ただし、一次と二次の両方に受かる必要があります。2つは同じ日に受けられるので、1級の一次ルートと同じ早さで主任技術者になれます。これから取る人は、第二種電気工事士の過去問10年勉強法を参考にしてください。

ピヨコ
ピヨコ

1級の一次に受かる自信がないときは?

2級の一次から受けられます。ただ、2級の二次を受けるには実務3年が要るので、1級の一次から受けるより2年遅くなります。その代わり、2級の一次は1級より受かりやすく、試験も年2回あります。

新受検資格では、実務の年数は一次試験に受かった後から数えます。受かる前に働いた期間は、カウントされません。

とうちゃん
とうちゃん

主任技術者を目指す方は、一次を早く受けると有利です

出典:建設業振興基金「1級電気工事施工管理技術検定」「2級電気工事施工管理技術検定」(令和8年度・新受検資格)

「意味ない」の3つの理由は半分だけ本当

ピヨコ
ピヨコ

それでも『2級は意味ない』って言う人がいるのはなんで?

よく言われる理由は3つです。どれも一部は本当ですが、2級が要らない理由にはなりません。

「1級から受ければいい」→ 1級技士補では主任技術者になれない

19歳になれば1級の一次を受けられるので、「2級はいらない」と言われます。

ただ、1級の一次に受かっただけの「1級電気工事施工管理技士補」(1級技士補)では、電気工事の主任技術者になれません。主任技術者になれるのは、二次に受かってからです。

合格した試験ごとに何になれるかを示した図。上から監理技術者・監理技術者補佐・主任技術者・1級技士補・2級技士補。2級の一次に合格すると2級技士補、1級の一次に合格すると1級技士補になるが、どちらも主任技術者にはなれない。2級の二次に合格すると主任技術者になれる。1級の一次と2級の二次の両方に合格すると主任技術者と監理技術者補佐になれる。1級の二次に合格すると、監理技術者にもなれる(資格者証と講習の修了も必要)

1級の二次を受けるには、一次に受かってから実務5年が要ります。請負金額4,500万円以上の工事で施工管理をした経験が1年あれば、実務3年で受けられます。一方の2級二次なら実務1年で受験できるため、2〜4年早く主任技術者になれます。

電気工事の主任技術者になれるかを示した図。一次に合格すると技士補になるが主任技術者にはなれない。2級技士補は実務3年で2級の二次、1級技士補は実務3〜5年で1級の二次を受ける。2級電気工事施工管理技士は主任技術者に、1級電気工事施工管理技士は監理技術者にもなれる。オレンジの道は、1級の一次に受かってから実務1年で2級の二次、1級の一次に合格していれば、さらに実務2〜4年(監理技術者補佐なら1年)で1級の二次へ進むルート

出典:建設業法26条、建設業法施行規則7条の3、福岡県「実務経験による技術者資格要件が見直されます」、建設業振興基金「1級電気工事施工管理技術検定」(令和8年度・新受検資格)

「電気工事士で足りる」→ 電気工事士だけだと主任技術者まで3年

電気工事士でも、電気工事の主任技術者になれます。ただ、経験ゼロからだと実務3年かかります。2級も取れば、電気工事士に受かってから実務1年で2級を受けられます。

電気工事士から主任技術者になるまで。2級も取ると、電気工事士に受かってから実務1年で2級の一次・二次を同じ日に受けられ1年。電気工事士だけだと実務3年。2級も取る方が2年早いことを示した図

出典:建設業法施行規則7条の3、茨城県「第一種電気工事士免状取得の要件」

とうちゃん
とうちゃん

電気工事士を持っているなら、2級も取ると主任技術者まで2年早まります

「大きな工事は任されない」→ 1級が要るのは、下請に5,000万円以上出す元請の工事だけ

監理技術者(大きな工事の責任者)に1級が要るのは本当です。ただ、監理技術者を置くのは、元請として下請に合計5,000万円以上を出す工事だけです。

工事全体の金額が大きくても、下請に出す額が5,000万円に届かなければ、主任技術者で足ります。下請として入る工事なら、いくら大きくても主任技術者で足ります。主任技術者は、2級で務まります。

監理技術者(1級)が要るのはどんなときかを示した図。元請でなく下請として入る工事は、金額に関係なく主任技術者でよく、2級で務まる。元請でも、下請に出す工事代が合計5,000万円未満なら主任技術者でよい。元請で、下請に出す工事代が合計5,000万円以上のときだけ、1級が必要な監理技術者を置く

出典:建設業法26条、建設業法施行令2条(令和7年2月1日改正)

例外:働いている人はもっと早くなれる

ピヨコ
ピヨコ

もう何年か働いてるんだけど、もっと早く主任技術者になれる方法はある?

すでに働いている人は、もっと早く主任技術者になれる場合があります。

例外① 第一種電気工事士の免状があれば、今すぐ主任技術者

第一種電気工事士の免状を持っている人は、それだけで主任技術者になれます。主任技術者になるために、2級を取る必要はありません。

出典:建設業法施行規則7条の3

例外② 電気科を出て働いている人:高卒5年・大卒3年で試験なし

電気科などを出た人は、試験に受からなくても主任技術者になれます。

試験なしで主任技術者になれるまでを示した図。学校を出てからの電気工事の実務で、大学・高専の電気科は3年、高校の電気科は5年、電気科以外は10年で主任技術者になれる
ピヨコ
ピヨコ

試験がなくても、働いた年数で主任技術者になれるんだ

出典:建設業法7条2号・26条、建設業法施行規則1条(電気工事業の学科=電気工学・電気通信工学)

例外③ 電気科以外を卒業した人:令和10年度までなら旧受検資格で早く主任技術者になれる

電気科以外の学校を出て働いている人は、令和10年度までなら、旧受検資格を使うと早く主任技術者になれます。2級の一次と二次を、待たずにまとめて受けられるからです。

旧受検資格は、学校を出てからの施工管理の実務年数で受けられる決まりで、令和10年度まで使えます。必要な年数は、卒業した学校で決まります。

  • 高校(電気科以外) 卒業後4年6か月
  • 大学(電気科以外) 卒業後1年6か月
  • 短大・高専(電気科以外) 卒業後3年
  • 学歴に関係なく 通算8年

新受検資格だと、電気工事士を持っていない人は、1級の一次に受かってから実務1年たたないと、2級の二次を受けられません。旧受検資格なら、この1年を待つ必要がありません。

出典:建設業振興基金「2級電気工事施工管理技術検定」(令和8年度・旧受検資格)

とうちゃん
とうちゃん

経験年数を満たしていれば、旧受検資格ですぐに2級が取れます

2級で得したこと:報奨金と1級の練習

ピヨコ
ピヨコ

2級から受けて、よかったことはある?

2級から受けて得したことは、2つです。

  • 報奨金が2回もらえた 2級と1級の合格時に、会社から報奨金がもらえた
  • 1級受験の練習になった 2級の二次で経験記述を一度書いたので、1級受験のハードルが下がった
とうちゃん
とうちゃん

受ける前に、報奨金の制度があるか会社に聞いておくと安心です

経験記述は、添削を受けてから本番に挑みましょう。書いた文が合格ラインかは、自分では分からないからです。

独学サポート事務局なら、添削を5回受けられるので、直した文を何度も見てもらえます。2級の二次だけのコースもあります。

添削サービスの他社比較は、独学サポート事務局の口コミ・評判にまとめています。

よくある質問

Q
2級を飛ばして、1級だけを目指してもいい?
A

2級も取ったほうが、主任技術者に早くなれます。1級だけだと、主任技術者になれるまで2〜4年長くかかります。

Q
第一種電気工事士の免状があれば、2級はいらない?
A

免状を持っているなら、いりません。第一種電気工事士の免状があれば、主任技術者になれます。

Q
技士補に免状はある?
A

ありません。一次検定の「合格通知書」で、技士補であることを示せます。

Q
旧受検資格はいつまで使える?
A

令和10年度までです。ただ、令和6〜10年度に旧受検資格で二次を受けた人は、令和11年度以降も旧受検資格のまま二次を受け直せます。

Q
2級の試験はいつある?
A

例年、6月と11月の年2回です。6月の前期は一次だけで、申込は2月です。11月の後期は一次も二次も受けられ、申込は7月です。

Q
受験料と合格率は?
A

受験料は、一次と二次で別々にかかります(令和8年度)。

一次だけ二次だけ一次と二次
2級7,900円7,900円15,800円
1級15,800円15,800円31,600円

一次の合格率は、2級が57.4%(前期)、1級が36.3%でした(令和8年度)。

Q
1級の一次と2級の二次の両方に受かると、何かいいことはある?
A

主任技術者になれるうえに、監理技術者補佐にもなれます。監理技術者補佐は、大きな工事で監理技術者の仕事を補佐する立場です。補佐として1年働くと、1級の二次を受けることができます。

まとめ:主任技術者への最短は2級

2級は、電気工事の主任技術者にいちばん早くなれる資格です。

  • 1級の一次に受かってから実務1年で2級の二次を受けられる
  • 1級の二次は実務3〜5年かかる。その間は1級技士補にはなれるが、主任技術者になれない
  • 電気工事士を持っているなら、実務1年で2級の一次・二次を受けられる
  • 第一種電気工事士の免状があれば、試験不要で今すぐ主任技術者になれる
  • 電気科卒なら、試験不要で実務年数だけで主任技術者になれる
  • 電気科卒以外なら、令和10年度まで旧受検資格のほうが2級を早く受けられる

施工管理は、転職で年収を上げられる仕事です。年収の上がり方は、施工管理の年収アップ転職と設備系資格【転職編】にまとめています。

2級と1級の勉強の進め方は、それぞれ別の記事にまとめています。

出典

きままなとうちゃん

資格32個、すべて一発合格の会社員。
【取得資格】
・電験三種
・第一種/第二種電気工事士
・1級電気工事施工管理技士
・消防設備士 甲種1〜4類
・危険物取扱者 乙種1〜6類
・FP2級
・簿記3級 など
工業高校で教わった合格ノウハウ🎓と、
暮らしの困りごとをFP目線で発信中📝

ポテチは「のりしお」派🥔

プロフィール

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