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電験三種の過去問は、無料サイトで学習できます。

7サイトを比べました

無料サイトなら、全部の機能を無料で使えるの?

電験王とでんけんマッスルは、一部の演習機能に無料利用の制限があります。
無料で使える範囲を先に確認しておきましょう。
電験王
- 通常の過去問解説:登録不要で無料
- CBT過去問道場:2026年度上期分が無料
- 道場の全年度分の利用には、対象電子書籍の購入が必要
でんけんマッスル
- 過去問ジム:1日10問まで無料
- CBT本番シミュレータ:直近2回分が無料
- 月額1,280円(税込)で、ジムは問題数制限なし・CBTは全収録分を利用可能

無料で制限なく練習したい方には、カコトレも選択肢です。
カコトレ
- 出題条件を選んで練習できる過去問サイト
- 登録不要・回数制限なしで利用できる
ここからは、7サイトの解説・演習機能・画面の見やすさを比較します。問題の選び方や解説の確認方法も紹介しているので、気になるサイトの使い勝手を確かめてください。
7サイトの使い方と無料範囲
解説のわかりやすさ・1問ずつの練習のしやすさ・画面の見やすさを評価しました。

とうちゃんの主観です。
① 電験王|途中式と法令の根拠がわかる
電験王は、過去問の解説をじっくり読みたい方におすすめです。問題を選ぶと、1問ずつ丁寧な解説を読めます。計算の途中式や法令の根拠まで説明されているため、「なぜその答えになるのか」を理解できます。
評価対象:通常の解説ページ・CBT過去問道場の無料範囲
- 無料範囲
- 過去問・正答・途中式の解説は登録不要。CBT過去問道場は2026年度上期分を無料で利用できます。
- 有料範囲
- PDF・書籍の販売、個別質問対応。CBT過去問道場の全年度分は、対象の電子書籍の購入特典です。
- 掲載過去問
- 2006年度〜2026年度上期
② でんけんマッスル|解法から基礎講義へ戻る
でんけんマッスルは、過去問の解説・基礎講義・演習がそろった総合学習サイトです。
「解き方ステップ」では、1つの過去問を小さな手順に分けて練習できます。選択肢を選びながら進めるため、初心者でも計算のどこでつまずいたかを確認しやすいのが特徴です。
演習には「過去問ジム」と「CBT本番シミュレータ」があります。1問ずつ解いて解説を確認できるため、問題解説集を使う感覚で、スマホでも手軽に学べます。
- 無料範囲
- 過去問解説・基礎講義・解き方ステップ。過去問ジムは1日10問、CBT本番シミュレータは直近2回分を利用できます。
- 有料範囲
- 月額1,280円(税込)で、すべてのメニューが使い放題。過去問ジムは無制限、CBTは全収録分を利用できます。
- 掲載過去問
- 2006年度〜2026年度上期
③ カコトレ|範囲を決めて1問ずつ解く

カコトレは、過去問を繰り返し解く練習に特化したサイトです。科目・年度・分野・問題数・出題順を自分に合わせて設定できます。基礎を学んだあと、過去問演習を重ねたい方におすすめです。
- 無料範囲
- 登録不要で、回数制限なく過去問演習を利用できます。
- 有料範囲
- なし
- 掲載過去問
- 2009年度〜2026年度上期
④ 過去問ドットコム|複数の解説を読み比べる
過去問ドットコムは、利用者が投稿した複数の解説を読み比べられる過去問サイトです。年度・科目・問題数などを指定して、1問ずつ練習できます。
- 無料範囲
- 登録不要で、回数制限なく過去問演習を利用できます。無料会員登録すれば、学習履歴や付箋メモも利用できます。
- 有料範囲
- なし
- 掲載過去問
- 2015年度〜2026年度上期
⑤ 資格クエスト|過去問を繰り返し演習する
資格クエストは、年度やカテゴリを選んで、過去問を繰り返し練習できるサイトです。
- 無料範囲
- 登録不要で、回数制限なく過去問演習を利用できます。無料会員登録すれば、学習履歴の保存などの機能も利用できます。
- 有料範囲
- なし
- 掲載過去問
- 2015年度〜2025年度
⑥ 電験ノート|紙で解いて正解番号を確かめる

電験ノートは、問題と正解だけを表示するシンプルな構成のサイトです。
- 無料範囲
- 登録不要で、回数制限なく過去問演習を利用できます。Googleログインで進捗・メモ管理もできます。
- 有料範囲
- なし
- 掲載過去問
- 2006年度〜2025年度
⑦ モグラ電験|時間を計って過去問演習

モグラ電験は、模試形式で実力を確かめたい方におすすめです。年度・科目・分野・問題数・出題順・制限時間を、自分に合わせて設定できます。
解説は全問終了後にまとめて表示されます。1問ずつ解説を読みながら学ぶより、学習の仕上げや苦手の確認に向いています。
- 無料範囲
- 登録不要で何度でも過去問演習を利用できます。無料会員登録をすると、学習記録や付箋機能も使えます。
- 有料範囲
- なし
- 掲載過去問
- 2019年9月〜2026年3月(11回・726問)

無料サイトと問題集、どう使い分ければいいの?

隙間時間には無料サイト、じっくり勉強するなら書き込める紙の問題集がおすすめです。
電験三種はどんな資格?
電験三種は、ビルや工場などの電気設備の保安監督を担う「第三種電気主任技術者」の国家資格です。電気設備の工事・維持・運用を監督し、設備管理などの仕事に活かせます。
受験に学歴や実務経験の制限はなく、実技試験もありません。勉強して知識を身につければ、誰でも合格を目指せます。転職や年収アップを目指せる資格です。
理論・設備・法規を幅広く学べるので、スキルアップしたい方にもおすすめです。

電気の仕事では、持っていると一目置かれる資格だと感じています。

電験三種の試験内容と難易度
電験三種は、理論・電力・機械・法規の4科目に合格すると取得できる資格です。難易度は高く、基礎から時間をかけて学ぶ必要があります。
各科目100点満点で、試験時間は筆記・CBTで共通です。
| 科目 | 時間 | 満点 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 理論 | 90分 | 100点 | 60点 |
| 電力 | 90分 | 100点 | 60点 |
| 機械 | 90分 | 100点 | 60点 |
| 法規 | 65分 | 100点 | 60点 |
合格基準は難易度等により調整され、60点未満でも合格できる場合があります。また、科目合格した科目は、申請により次の連続5回まで免除を受けられます。

60点未満でも合格できるなんて、知らなかった!

自信がない科目も、まずは受験してみるのがいいですよ!
受験前に確認しておきたいこと
- 受験条件:学歴や実務経験などの制限はありません。
- 受験料:2026年度はネット申込み7,700円、書面8,100円。科目数によらず同額で、事務手数料は別途必要です。
- CBT予約:受験申込み・支払いの後、予約期間内にマイページで各科目の日時と会場を予約します。
- 電卓:試験規定に合う四則演算・平方根対応の電卓を用意します。関数電卓・スマホ電卓は使えず、貸出しもありません。
出典:試験センター「2026年度上期受験案内」・同上期の公開筆記問題
2026年度下期の申込・試験日程
- 申込:2026年11月9日〜11月26日
- CBT方式:2027年2月4日〜2月28日
- 筆記方式:2027年3月21日
2026年度上期の受験者構成と科目別合格率
受験方式の内訳
| 方式 | 受験者(人) | 割合 |
|---|---|---|
| CBT | 11,286 | 44.9% |
| 筆記 | 13,841 | 55.1% |
科目別合格率(筆記・CBT合計)
| 科目 | 合格者/受験者(人) | 合格率 |
|---|---|---|
| 理論 | 4,326/17,792 | 24.3% |
| 電力 | 3,515/17,311 | 20.3% |
| 機械 | 3,502/17,393 | 20.1% |
| 法規 | 3,980/17,497 | 22.7% |
出典:試験センター「2026年度上期試験結果」(2026年10月19日、p.1・8〜9)。
筆記とCBT、どっちを選ぶ?

筆記とCBT、どっちにしようかな?
💻 CBT方式:PC画面で問題を読み、画面上で解答を選ぶ。計算は貸与のメモ用紙に書く。
✏️ 筆記方式:紙の問題用紙を読み、マークシートで解答する。問題用紙に直接書き込める。

筆記
問題用紙に直接書き込める
CBT
PC画面で問題を読み、画面上で解答を選ぶ。計算は電卓と貸与のメモ用紙を使います。

CBTのメリット・デメリットを教えて!
CBTのメリット
- 空いている予約枠から日時・会場を選べる
- 科目ごとに受験日を分けられる
CBTのデメリット
- 問題はPC画面に表示されるため、図や設問に直接書き込めない
- 計算に使える筆記用具は、会場で貸与される黒ボールペンのみ

筆記は、問題用紙に直接書き込めるのが大きなメリットです。2026年度上期は、受験者の55.1%が筆記方式で受験しています。
公式サイトでも無料!18年分の過去問をダウンロード
過去問は、試験センターの公式サイトでも入手できます。
2009年度〜2026年度上期の筆記試験の問題22回分と解答が無料公開されています。
印刷して模試のように使えば、実力を確かめられます。
2023〜2009年度の過去問を開く(17回分)
出典:試験センター「過去の問題・解答」(一覧1・一覧2)。解答は各回の4科目共通です。

過去問と解答だけで勉強できる?
公式サイトでは解答も公開されているので、自己採点できます。ただし、解き方の解説はありません。

解説サイトで確認できますが、ある程度点数が取れるまでは、市販の問題解説集がおすすめです。
電験三種の4科目、どの順番で勉強する?

理論・電力・機械・法規……4科目もあって、何から始めればいいの? 科目を絞った方がいい?
電験三種は範囲が広く、勉強の順番や時間の配分に迷いますよね。勉強の進め方は、人によって合う・合わないがあります。

専門家の考え方と、私やほかの合格者の経験を紹介します。

📘 専門家がすすめる勉強の順番

専門家は、まずは理論の基礎を固めることを推奨しています。
資格学校TAC
理論→機械→電力→法規の順を推奨しています。
元工業高校教員・山下明氏(『新電気』掲載)
まず理論の基礎を学び、ほかの科目を勉強していて分からなくなったら、理論に戻って確認する方法です。
🎓 合格者の学習例
パンダ柚月氏|工場勤務
- 前提:非機電系の理系大学院出身
- 期間・時間:約1年・720時間(本人概算)
- 受験順:理論・電力→法規・機械
詳しい勉強・受験の経過
平日約3時間、土日は休みとして学習。2025年8月末に勉強を始め、2026年2月に理論・電力、7〜8月に法規・機械を受験し、本人の報告では約1年で4科目に合格しています。
com氏|会社員
- 前提:電気の基礎はほぼない状態
- 期間・時間:約1年半・1,300時間
- 受験順:初回4科目→2回目に機械・電力合格→3回目に理論・法規合格
詳しい勉強・受験の経過
平日は2時間、休日は4時間学習。初回は約3か月の勉強で挑み、4科目とも不合格。その後は、月ごとに1科目ずつ全範囲を学ぶ方法に変更。2回目に機械・電力、3回目に理論・法規に合格。
とうちゃん(筆者)|工業高校の電気科在学中に合格
- 前提:学校で電気の基礎を学習
- 期間:約2年半(高校入学から合格まで)
- 受験順:4科目を同時受験・合格
詳しい勉強・受験の経過
学校の資格取得プログラムに参加して、4科目に同時合格しました。30年分以上の過去問を繰り返して実力をつけました。
💡 理論・電力・機械・法規の4科目を並行して学ぶメリット

4科目を同時に受験して感じたメリットは、2つあります。
- 科目の知識がつながり、他科目の勉強も理解が進む
- 得意な問題が多い回や、60点未満でも合格できる回を逃さず挑戦できる
⏳ 合格までの勉強期間はどのくらい?
電験三種は、1〜3年、場合によってはそれ以上の長期戦も見据えたい試験です。隙間時間の演習だけで済ませず、基礎からじっくり学ぶ時間を確保しましょう。

学習の軸には、紙の問題解説集をすすめます。
過去問を実力アップにつなげるには?
実力アップに使う3つの教材
📘 問題解説集|分野ごとに学ぶ
🎥 講義動画|授業形式で学ぶ
📝 公式過去問|実力と苦手を確認する

実力アップにつなげる3ステップ
① 問題解説集や講義動画で分野ごとに学ぶ
全く分からないときは、1問ずつ解説を確認しながら進めます。
② 公式過去問を解いて、苦手を見つける
1回分を本番と同じ制限時間で解き、採点して、理解できていない分野を確かめます。
③ 間違えた問題を復習して、もう一度解く
問題解説集や講義動画に戻って解き方を学び、解説を見ずに解けるか確かめます。

過去問を解くと、自分の苦手が分かります!
授業形式で学びたいなら講義動画
YouTubeでは、電験三種の講義を無料で見られます。基礎から過去問の解き方まで、授業を受けるように学べる動画を紹介します。
- 電験合格:基礎講義や各科目の演習が公開されています。理論の講義から、分からない単元を補えます。
- TACの無料Web講義:選ばれた過去問の解説動画で、公開ページは登録不要です。全問解説ではなく、分かりにくい問題を補う用途に使えます。
動画を使った学習例(2件)

参考書も買った方がいいの?

問題解説集や動画で理解できれば、なくても大丈夫。
つまずいたときに追加しましょう。
問題解説集はどれを選ぶ?

問題解説集は、何を基準に選べばいいの?
選ぶ基準は3つ
- 出版社の専門性・実績電気分野での出版実績を確認する。
- 分野別に学べる収録量十分な過去問を分野別に解けるか。
- 丁寧で復習しやすい解説説明が丁寧で、復習しやすいか。

解説のよさは、買う前には判断しにくいものです。そこで、電気分野の専門書や教科書を長年手がけてきた出版社の実績にも注目します。
オーム社は、電気分野の専門書や高校工業科の文部科学省検定済教科書を手がける出版社です。

過去問の収録量を比較しました
| 問題集 | 収録範囲 |
|---|---|
| オーム社 分野別過去問題集 | 31年分を完全収録 (法規を除く) |
| 電気書院 過去問マスタ | 20年間 |
| TAC 科目別過去問題集 | 31年間から 各300問を選抜 (理論・電力・機械) |
比較した3社で、31年分を完全収録しているのはオーム社だけです。

過去問対策をやり切るなら、31年分を完全収録したオーム社がおすすめです。
理論:1995年度〜2025年度上期の31年分。電気回路や電磁気など、計算の基礎を分野別に練習できます。
電力:1995年度〜2025年度上期の31年分。発電・変電・送配電などの知識と計算をまとめて復習できます。
機械:1995年度〜2025年度上期の31年分。電動機・変圧器・自動制御など、広い出題範囲から苦手分野を選んで練習できます。
法規:2008年度〜2025年度上期の全問題18年分に、1995〜2007年度のB問題と略解13年分を収録。法令と電気施設管理を学べます。古い法規は、現在の法令に合う解説で確認します。
まとめ|無料サイトと紙の問題集を使い分ける
電験三種の過去問は、無料サイトでも学習できます。
書き込みながら過去問対策を続けたい方には、紙の問題解説集がおすすめです。
計算の途中式や間違えた理由を書き込み、解き直したい問題に印を残せます。問題と解説を科目ごとの1冊で見返せるので、苦手な分野の復習にも使えます。
オーム社の「分野別過去問題集」は、過去問を分野・単元別に収録。理論・電力・機械は31年分の問題から、苦手な分野を選んで練習できます。
すでに問題集を持っている方は、今の教材と無料サイトを組み合わせて学べます。これから用意する方は、受験する科目の1冊から選べます。

書き込みながら繰り返し解くなら、オーム社の分野別過去問題集がおすすめです。
※法規は、18年分の全問題と、それ以前13年分のB問題・略解を収録しています。